義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
16教育係
「まぁ、あれがルリウス様の番となる人間?パッとしないわね」
「伯爵家の令嬢のはずなのに所作がぎこちないらしいわよ。マナーの知識も中途半端だとか。一体ここに来るまで何をしていたのかしら。王太子妃としてふさわしいか疑問だわ」
「教育係のマーサ様もさぞかし大変でしょうね」
シーラがフォリア国へ来てから数日後。シーラを王城内で見かけると、わざとらしく聞こえるようにシーラの陰口を言う侍女たちがいることに気がついた。
(きっと人間を良く思っていない方たちなのね)
シーラは侍女たちへ視線を向けると、小さく微笑んで会釈をする。そんなシーラを見て、侍女たちは怪訝そうな顔で視線を反らした。
「シーラ様、あんな者たちへわざわざ挨拶などしなくても宜しいのではありませんか」
フルールが腹立たしそうに侍女たちを見ながらそう言うと、シーラは少し悲しげに微笑む。
「でも、ここで挨拶をしなかったら、それはそれできっと悪く言われるわ。それはつまり、私を選んだルリウス様にも迷惑がかかってしまうことだもの」
「それはそうかもしれませんが……」
シーラの言葉に、フルールは不満げだ。それから、心配そうにフルールは尋ねる。
「……フォリア国へ来たことを、後悔してらっしゃいませんか?」
「伯爵家の令嬢のはずなのに所作がぎこちないらしいわよ。マナーの知識も中途半端だとか。一体ここに来るまで何をしていたのかしら。王太子妃としてふさわしいか疑問だわ」
「教育係のマーサ様もさぞかし大変でしょうね」
シーラがフォリア国へ来てから数日後。シーラを王城内で見かけると、わざとらしく聞こえるようにシーラの陰口を言う侍女たちがいることに気がついた。
(きっと人間を良く思っていない方たちなのね)
シーラは侍女たちへ視線を向けると、小さく微笑んで会釈をする。そんなシーラを見て、侍女たちは怪訝そうな顔で視線を反らした。
「シーラ様、あんな者たちへわざわざ挨拶などしなくても宜しいのではありませんか」
フルールが腹立たしそうに侍女たちを見ながらそう言うと、シーラは少し悲しげに微笑む。
「でも、ここで挨拶をしなかったら、それはそれできっと悪く言われるわ。それはつまり、私を選んだルリウス様にも迷惑がかかってしまうことだもの」
「それはそうかもしれませんが……」
シーラの言葉に、フルールは不満げだ。それから、心配そうにフルールは尋ねる。
「……フォリア国へ来たことを、後悔してらっしゃいませんか?」