義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される

17青い羽

「どうして……こうなってしまったのかしら……」

 シーラの両手には、美しい青い小鳥が一羽ずつ座り気持ちよさそうに寝ている。

(か、可愛すぎる……!)

 気持ちよさそうな顔をして手の中にすっぽりと埋まっているのだ。

 あまりの可愛さに思わず頬ずりしたくなるが、シーラは我慢している。
 なぜなら、片手にはルリウスが、そしてもう片手にはルリウスの母親が小鳥の姿で寝ているからだ。



 遡ること数時間前。

「少しはここの生活にも慣れた?気になることがあったら、遠慮せず何でも聞いてね」

 ルリウスの母親が優しく微笑んで言う。この日、シーラはルリウスの母親に呼ばれて、一緒にお茶を飲んでいた。

「ありがとうございます」

(ルリウスのお母様、つまりはこの国の王妃様……!き、緊張する!)

 ルリウスと同じ美しい青色の髪の毛は、光が当たると一部分だけ碧色に見えることもある。その美しい髪色と可愛らしい顔立ちに、シーラは思わず感嘆のため息をついた。ルリウスの中性的な美貌は、もしかすると母親譲りなのかもしれない。

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