義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される

18可愛い親子

「あなた、そろそろおやめになって?ここは二人だけの場所じゃないのよ」

 王妃がそう言うと、王はハッとしてシーラへ視線を向ける。顔を真っ赤にして目を泳がせているシーラを見て、眉を下げて申し訳なさそうに謝った。

「ああ、すまない。君たちの時間を邪魔してしまったようだ」

 そう言って王は王妃から離れ、立ち上がる。

「隣の部屋にいる、何かあればすぐに駆けつけるから呼んでくれ。それじゃ」

 そう言って王は優しく微笑み、部屋から出ていった。

「全く、過保護なんだから」

 王妃は困ったような顔をしてそう言うが、内心とても嬉しそうだ。その顔を見て、シーラもつい嬉しくなる。

「お二人はとっても仲がよろしいんですね。愛し合ってらっしゃるのが伝わってきます」

 シーラがそう言うと、王妃は頬をほんのり赤らめてうふふと微笑む。

「そんな風に見えるなら嬉しいわ。でもごめんなさいね、せっかく話をしていたのに」

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