義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
「これで何があってもどこにいても、君の元へすぐに駆け付けられる。何があっても、絶対に俺がシーラを守って見せる」
力強くそう言うと、ルリウスはシーラを抱きしめた。あまりに急で、シーラは戸惑うがルリウスの抱きしめる力は強くなる。
「……ルリウス様!?」
「不安にさせてごめん。俺が第一王子だから、君には不安な思いばかりさせてしまう。もし同じ人間だったら、もしくは同じ鳥族だったら、もし王子じゃなかったら、こんなに不安にさせることはないし、危険な目に合うかもしれないと心配になることもないんだろうね」
ルリウスの声がほんの少しだけ、震えているように思えてシーラは目を見開く。誰よりも不安で苦しいのは、ルリウス自身なのだ。
(一番苦しんでいるのは、ルリウス様なんだわ。それなのに、そんなことに気付きもしないで、私は私のことばかり考えていた……)
シーラはルリウスの背中に手を回し、優しく抱きしめ返す。
「もしもの話をしたところで、何かが変わるわけじゃないことはわかってるんだ。……余計、むなしくなるだけなのもわかってる。シーラの不安がぬぐえるわけじゃないことも。でも、俺はシーラを手放すことができない。シーラが一緒じゃない未来なんて考えられない」
そう言って、ルリウスはそっと体を少しだけ離し、シーラの顔を覗き込む。鼻先が触れ合いそうな距離、お互いの小さな息遣いだけが鼓膜を揺らしている。
「ごめんね、シーラ。俺が君を選んだばかりに、シーラを不安にさせて不自由な思いをさせてしまう。全く違う種族の慣れない国で生きることは大変でしかないのに、俺のせいで君は……」
力強くそう言うと、ルリウスはシーラを抱きしめた。あまりに急で、シーラは戸惑うがルリウスの抱きしめる力は強くなる。
「……ルリウス様!?」
「不安にさせてごめん。俺が第一王子だから、君には不安な思いばかりさせてしまう。もし同じ人間だったら、もしくは同じ鳥族だったら、もし王子じゃなかったら、こんなに不安にさせることはないし、危険な目に合うかもしれないと心配になることもないんだろうね」
ルリウスの声がほんの少しだけ、震えているように思えてシーラは目を見開く。誰よりも不安で苦しいのは、ルリウス自身なのだ。
(一番苦しんでいるのは、ルリウス様なんだわ。それなのに、そんなことに気付きもしないで、私は私のことばかり考えていた……)
シーラはルリウスの背中に手を回し、優しく抱きしめ返す。
「もしもの話をしたところで、何かが変わるわけじゃないことはわかってるんだ。……余計、むなしくなるだけなのもわかってる。シーラの不安がぬぐえるわけじゃないことも。でも、俺はシーラを手放すことができない。シーラが一緒じゃない未来なんて考えられない」
そう言って、ルリウスはそっと体を少しだけ離し、シーラの顔を覗き込む。鼻先が触れ合いそうな距離、お互いの小さな息遣いだけが鼓膜を揺らしている。
「ごめんね、シーラ。俺が君を選んだばかりに、シーラを不安にさせて不自由な思いをさせてしまう。全く違う種族の慣れない国で生きることは大変でしかないのに、俺のせいで君は……」