義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
20企み
「見て、あれがルリウス殿下の番となる方よ」
「まあ!あれってもしかしてルリウス殿下の羽根じゃない?」
「ルリウス殿下ったらシーラ様にべったりじゃない」
「愛されてるのね、うらやましいわ」
宮廷舞踏会の日。シーラはルリウスにエスコートされながら会場へ足を踏み入れた。その瞬間、二人を見て目を輝かせる者、うっとりした顔で眺める者、冷ややかな目で見つめる者などあちこちから様々な反応があり、シーラは緊張していた。
(どうしましょう、すごく見られているし、なんだか色々と言われている気がする)
ハーフアップに結わえられたシーラの髪には、美しい青い羽根がひとつ刺しこまれていた。それは、ルリウスがシーラのために自分の羽根を用意したものだ。
「みんな羽根に気付いたみたいだね。シーラは俺の大切な番だって知らしめることができて嬉しいよ」
ルリウスは満足そうな顔で微笑む。この国では社交の場に出る時、最愛の番に対して自分の羽根を身に着けさせる風習がある。自分の番だから不用意に近寄るなという牽制でもあるのだ。
「それにしても、今日のシーラはいつも以上に素敵だね。ドレスもとても似合っている。こんなに綺麗な姿、本当は誰にも見せたくないんだけどな」
「まあ!あれってもしかしてルリウス殿下の羽根じゃない?」
「ルリウス殿下ったらシーラ様にべったりじゃない」
「愛されてるのね、うらやましいわ」
宮廷舞踏会の日。シーラはルリウスにエスコートされながら会場へ足を踏み入れた。その瞬間、二人を見て目を輝かせる者、うっとりした顔で眺める者、冷ややかな目で見つめる者などあちこちから様々な反応があり、シーラは緊張していた。
(どうしましょう、すごく見られているし、なんだか色々と言われている気がする)
ハーフアップに結わえられたシーラの髪には、美しい青い羽根がひとつ刺しこまれていた。それは、ルリウスがシーラのために自分の羽根を用意したものだ。
「みんな羽根に気付いたみたいだね。シーラは俺の大切な番だって知らしめることができて嬉しいよ」
ルリウスは満足そうな顔で微笑む。この国では社交の場に出る時、最愛の番に対して自分の羽根を身に着けさせる風習がある。自分の番だから不用意に近寄るなという牽制でもあるのだ。
「それにしても、今日のシーラはいつも以上に素敵だね。ドレスもとても似合っている。こんなに綺麗な姿、本当は誰にも見せたくないんだけどな」