一夜の運命。
私打たれて首絞められた事言ってないのに…なんで。


「…知ってた」
「っ…」
「初めて会った日唇切れて頬が赤くなってたから」


話題に触れられてなかったから、てっきりバレてないと思ってた…。


「必要以上にあいつの事話さねえから、なんかあると思ってた」
「…」



握られた手に力が入る。

哀しそうな目をしてる。ダメ。嫌だ。


あいつのせいでヒロが哀しい顔するの見たくない。




「大丈夫。頻繁に会わないし、3ヶ月後には解放される」
「…ミア次第だ。俺はいつでも“やれる”」




ゾクッと鳥肌が立った。
背筋が凍って、心臓がバクバク鳴る。


悪魔の取引みたい…。



パッと握られていた手を引っ込める。

「そんな事…絶対願わないよ」

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