一夜の運命。
飛び交うネオンライトに、爆音のミュージック。

周りの事なんて分からなくなるくらいに音楽に身を任せて、身体中にお酒が巡ったのを感じる。

視界がぐらついて、一緒にいた男性によろける。


ああ、まずい…。お酒を飲み過ぎたのかな…
そんな呑んだ記憶ないけど…

アドレナリン出てるからあまり酔ってないとすら感じたのに。


「大丈夫?あっちで少し休憩しよっか」

腰をガシッと掴まれて、ちょっと強引気味に誘導される。


「いやっ、だ、大丈夫だから…」

男性から距離を取ろうと、胸板を押してもビクともしない。



「大丈夫。俺が優しくするから」
「っ…」


耳元で囁かれて、ぶわーっと鳥肌が立った。

なんか、盛られたんだ…きっとそう


いくら強いお酒でも2、3杯呑んだだけで潰れるほど弱くはない。


いつ?
あ、代わりにお酒を買ってくれた時か

まずい、てっちんに言われた扉…あ、あそこだ

なんとか、この男を振り切ってあそこに行かなくちゃ
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