一夜の運命。
焦って目の前にある扉を開けたから、右側の扉だと思って飛び込んだ場所は、実は左側のVIPルームに来ていたらしい…。

バンッと扉が勢いよく開く音がして
「俺の女だ」と腕をぐいっと引っ張られる。


っ!!

さっきの男だ!嫌だ!



「っいや、いや離して!」

引きずられるように連れて行かれる所を
今度は反対から腰をぐいっと引き寄せられる。


腰に回る手が私以上に暑く感じて
ふわっとタバコとサボンの香りがした…



「失せろ」
「っ!」

頭上からした低い地鳴りのような声に、思わず肩をすぼめる。

周りにいた他の男性達に連れて行かれた男。
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