一夜の運命。
目が覚めると、目の前には泣きそうな顔をしたてっちんがいた。


「ん〜っ…ここどこ…」
「っ!ミアー!!良かったぁー!心配したよー」

修正。
てっちんは泣いていた


「受付の人に、ミア気分悪くてVIPルームで休んでるって聞いてね、でね…」


早口に喋るてっちんを横目に周りを見渡す。


VIPルーム…
確か…薬を盛られて、急いで逃げ込んで…
で、誰かとキスしたとこまでは覚えてるけど


その後の記憶がない。

背中から腰にかけてズキズキ痛みを感じるけど





「ミアごめんね。楽しんでると思ってたから…」
「てっちん大丈夫だよ。楽しかった」



最初はすごく楽しんでた
薬盛られるまでは。でも、嫌な気分は一瞬で、むしろ今は全然大丈夫。


「…思いっきり、ハメ外しちゃった」

「へへっ」なんて笑いながらてっちんを見る。
てっちんが「もぉ〜…」とほっぺを膨らませる仕草がなんとも可愛らしい。



「なんか…ラーメン食べたい」
「えぇ?締めのラーメン行っちゃう?」
「有給取ったからニンニク増しがいいな」


大合唱を始めたお腹をさすりながら立ち上がると、膝にかかってた膝掛けが落ちた。


ん?あ、膝掛けじゃなくて誰かのスーツの上着だ

拾い上げてると、ほのかにタバコとサボンの香りがした。


ドキッ…

心臓が大きく鳴ると、昨夜の記憶が頭をかすめた。


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