一夜の運命。
「あの!!私の事覚えてますか?!!」
「え?」


てっちんはお兄さんの連れである、強面の男性に話しかけていた。

え、もしかして…


「3ヶ月前、あのクラブで私にこの絆創膏くれたの覚えてますか?!」
「…あぁ、あの時の」
「はい!!あの時の私です!!」



嘘でしょ。
ジップロックに入れた絆創膏持ち歩いてるの。


「サエキ・ハナって言います!あだ名はてっちんです!でも彼氏には名前で呼ばれたいです!26歳です!好きです!付き合ってください!」

一息で言った。そして綺麗な90度のお辞儀をした。

やばいって、強面の男性がオロオロしてる、、、


あ、ちなみにてっちんとは、てちてち歩くペンギンみたいだからてっちんって呼んでます。はい。



「…なぁ、どういう事か説明してくんね?」
「…私の友達があなたの連れに一目惚れしたみたい」
「…健気だね」
「うん…それが取り柄なの。かわいいしょ?」
「うん、かわいいね」




カオスである。







・
< 44 / 96 >

この作品をシェア

pagetop