一夜の運命。
「改めまして、ユキヒロって言います。よろしくね」

握っていた手を一度離して、握手を求めてきた手に
そっと自分の手を重ねて

「ミアっていいます。よろしくお願いします」



確かに…めちゃくちゃ和な名前だ。

「俺夏生まれなのに、お袋が雪が好きっていう理由でユキヒロなんだよね」
「へぇ〜いい名前だね」
「うん。でもできたらヒロって呼んで欲しい」
「…わかった。ヒロ」
「いいねぇ、ミア」
「ふふっ」


はにかむように笑い合って、歩き出すとさっきみたいに手を繋いできたヒロ。

真冬なのに、ちょっと熱いと感じる温度。





そんな時、ふと
てっちんの言葉を思い出した。

『たまたま会ったんだよ?!しかも2回も!それはもう運命だよ!!』


たまたま偶然なんて宣言撤回。

3回は流石に、信じちゃうかも。



この人となら、大丈夫かもって思う自分がいるから。











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