一夜の運命。
「…タツさんじゃない…」

ピンピンに伸びてた耳が明らか垂れ下がって見えるほどテンションが低くなったてっちん。



「タツは今日野暮用で、代わりにリュウが荷物運ぶの手伝ってくれる」
「あ、そうなんだ…。リュウさん、ミアっていいます。よろしくお願いします」


「…あぁ」とだけ言うと、玄関にまとめて置いてた荷物を運び出すリュウさん。

とはいってもスーツケースと大きい手提げしかないけど。


「あいつ口悪くて無愛想だけど根は良い奴なんだ。許してやって」
「うん、大丈夫」
「…タツさんじゃない…」



しょんぼりするてっちんの頭を優しく撫でて…

「てっちん、そろそろ行くね」
「うん…」
「…今度、カフェしよう?話したい事がある」
「わかった…ヒロさん」
「ん?」
「ミアを泣かせたら、ちんこちょん切るから」
「ちょっと、てっちん!」
「…はい」

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