一夜の運命。
「出てって」
「えっ…」
「顔も見たくない」
「ミア、頼む!悪かったよ、少し魔が差しただけで」
「…だから束縛してたの?」
「え?」
「あの女とヤる為に、私の行動を把握しようとしてたの?」
「いや、それはただ心配で…」
「なんで、こんな事したの…?」
「少し魔が差しただけで、俺はずっとミア一途だから」
「一途なら、他に見向きもしないよね?嘘つき」


申し訳なさそうな表情をしてたリュウジの顔が変わっていく。  


見た事ない顔だ


「だいたいミアが俺の事ほったらかすからだろ」
「は…?」
「仕事って言って最近帰るの遅いし」
「昇格して仕事が増えたって言ったじゃん。ここ2、3ヶ月は慣れるまで忙しいって」
「とか言って浮気してたんだろ!まじありえねぇ!」
「するわけないでしょ!バカじゃないの?!」
「胸がデカいだけのイモ女で!かわいそうだと思って面倒見てやったのに!」
「…そんな風に思ってたの?」
「お前みたいな堅物、胸と金しかねぇくせに」


今まで吠えてたリュウジがスンっと冷めた顔つきになった。

どれも初めて見る顔
私リュウジの事何も知らなかったんだ


「俺は出て行かねえから。家賃払ってるの俺だし、このマンション俺の名義だし」
「っ…そう」
「月末までに荷物まとめろ」
「わかった…」
「これで良いだな?今ならまだ引き返せる。俺とやり直せるけど?」

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