一夜の運命。
上からチラッと下を覗くと


「っ…!」


ピアノの前に座ったままこちらを見るヒロと視線が重なった。


ドキッ…と心臓が一段と大きく鳴って…

「おやすみ」というヒロの言葉に背中を向けた。






最悪だ。

気まずくなるのが嫌で謝罪しに行ったのに

さらに気まずく感じるハメになった。



部屋に入って、ベッドへ倒れ込む。

ふかふかのお布団に包まれながら悶々と考える。



「…振り回されてる気がする」



心配してくれて、甘やかして

かと思ったらニヤニヤと意地悪して


距離が0になったと思ったら

気が付いたら1m以上離れてる。



いまだにバクバク鳴る心臓がうるさくて

でも頭では分かってる。




深入りしたら戻れないってブレーキをかけてるのに

心臓がいうことを聞かない、、、









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