ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
水面を滑るのではなく、水そのものをねじ伏せて前進するような圧倒的なパワーとスピード。

水しぶきが太陽光を乱反射させ、黄金色の水煙となってコースを染め上げていく。

ぐんぐんと縮まる東堂との距離。

二十五メートルのターン直前、海斗の指先が東堂の足元を捉えた。

鋭く美しいクイックターン。

壁を蹴り出したドルフィンキックの伸びだけで、海斗の身体は東堂の真横へと並び立った。

「嘘でしょ……追いついた!?」

「行けぇっ、神崎ーっ!!」


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