ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「……やっぱり、ここにいた」

息を整えながら声をかけると、海斗が驚いたように肩を揺らし、ゆっくりと振り返った。

瞳が、夕陽を反射して琥珀色に揺らめく。

「夏凜……。どうしてここが分かったんだ?」

「アンタの考えることくらい、お見通しよ。昔から、大事なレースの後はいつも一人でプールサイドに座り込んでたじゃない」

夏凜は髪を払い、海斗のすぐ隣にすとんと腰を下ろした。

スカートの裾を手で押さえ、水面の上で足を小さく揺らす。


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