ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「……だとしたら、何ですか? ウチが誰をどうプロデュースしようと、生徒会長に関係ないはずですけど」


夏凜が眉を吊り上げ、強気に言い返す。


すると、東堂は驚いたように目を丸くし――次の瞬間、これまでに誰にも見せたことのないような、少年らしい熱を帯びた笑みを浮かべた。

「素晴らしいよ。予想以上の審美眼だ」


東堂はすっと立ち上がると、夏凜の前まで歩み寄り、片膝をついて視線の高さを合わせた。


そして、驚いて固まる夏凜の華奢な右手を、躊躇なく両手で包み込んだ。


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