ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
7-2. ガラス越しの目撃
プールサイドに残された海斗は、放送が途切れたあとも、冷たいコンクリートの上で呆然と立ち尽くしていた。
右手のひらに残る、夏凜の華奢な指先の温もり。
触れ合った瞬間、確かに通い合っていたはずの熱気。
――後夜祭のダンス、もし相手が決まっていないなら、俺と踊ってくれないか。
喉元まで出かかり、無情な校内放送によって遮られてしまった言葉が、未練のように胸の奥で激しく渦巻いていた。
(……伝えなきゃダメだ)
海斗は濡れた体をタオルで乱暴に拭い、体操着から制服の白シャツへと素早く着替えた。
右手のひらに残る、夏凜の華奢な指先の温もり。
触れ合った瞬間、確かに通い合っていたはずの熱気。
――後夜祭のダンス、もし相手が決まっていないなら、俺と踊ってくれないか。
喉元まで出かかり、無情な校内放送によって遮られてしまった言葉が、未練のように胸の奥で激しく渦巻いていた。
(……伝えなきゃダメだ)
海斗は濡れた体をタオルで乱暴に拭い、体操着から制服の白シャツへと素早く着替えた。