ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
弁解する言葉も、その場を立ち去る力も湧いてこない。


そんな海斗の強張った横顔を、妃菜は探るような上目遣いでじっと見つめた。


周囲の人間関係の歪みを見逃さない鋭利な嗅覚。


妃菜はふわりと笑みを深め、海斗の耳元へ忍び寄るように歩みを進めた。


「ねえ、神崎くん。かのぴの表情、見た?」


< 136 / 258 >

この作品をシェア

pagetop