ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
長い脚を組んでベンチに座っている。その隣には、ストーン付きネイルをいじりながら意味深な笑みを浮かべる妃菜の姿もあった。


「美玲、妃菜……どうしたの改まって?」


夏凜が立ち止まると、美玲はすっと立ち上がり、夏凜の正面に立った。


いつもカラッとしていて裏表のない親友の瞳に、これまでにないほど真剣で強い熱が宿っている。


「単刀直入に言うね。……ウチ、神崎くんに告白する」


「……え?」


夏凜の思考が、一瞬で真っ白に凍りついた。


喉の奥がカラカラに乾き、うまく言葉を紡ぐことができない。


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