ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
(本当に……最高の男になっちゃったじゃない)


フラれて泣いていた自分に教えてあげたい。

あの悔し涙も、垢抜けるために費やした血の滲むような努力も、全部無駄じゃなかった。

遠回りした空白の三年間も、すれ違いの痛みも、すべてはこの瞬間のためにあったのだと胸を張って言える。

二人で並んで、正門を堂々とくぐり抜ける。

降り注ぐ初夏の陽光が、二人の繋いだ手を祝福するように黄金色に輝かせていた。

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