ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
エピローグ:

街路樹の先

プロムの夜から月日は断ち、季節はすっかり秋になっていた。

放課後の生徒会室では、秋風のように心地よい風が吹き抜けていた。


「東堂先輩! 来月の学園祭の予算案、各クラスの要望まとめて調整しときましたよ!」


深紅のリボンを揺らし、書類の束をデスクにドンと置いたのは美玲だ。


あの日、プロムで東堂のエスコートを受けた美玲は、その面倒見の良さと抜群の行動力を買われ、なんと生徒会役員に電撃スカウトされていた。


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