あえかなる君へ 心からの愛を
小森とあーみゃ
インフルエンサー・あーみゃコラボグッズの販売開始から半月が経ち、売り上げも上々、注目度も増している。

上層部からグッズ第二弾の製作に取りかかってよしと許可が下り、小森を中心に打ち合わせを重ねた。

「前回はコスメポーチやコンパクトミラー、リップやネイル、ピアスやネックレスでしたが、今回はトートバッグやキーホルダー、さらにはノートやペンなどの文房具を展開します。その先にアパレル部門も視野に入れておりますので、どうぞよろしくお願いします」

あーみゃと実際にやり取りしている小森が、ラフなデザイン画を皆に配って説明する。
あーみゃのデザインと言えば二色使いのフリルがポイントで、ピンクとクリーム色の『スイート』タイプ、黒とオフホワイトの『モノトーン』タイプのツーパターンを用意していた。

「売り上げのデータを見る限り、『スイート』の方が『モノトーン』より多少売れ行きがよかったです。ただこれは、コスメポーチなどあまり人目に触れる機会がないものだからというのも理由の一つかもしれません。バッグなどは、もしかしたら『モノトーン』の方が人気があるのではないかとあーみゃさんと予測しています」

なるほど、と皆で頷く。

「具体的な製作部数を、DX本部さんの解析データを参考にこれから決めていきたいのですが、あーみゃさんの方でも動画で開発中のグッズを紹介して、ファンの方から意見をもらってみるとのことでした」

「それはいいね」と君島が顔を上げる。

「たとえばデザインの最終候補を選んでもらうとか、どんなグッズがあれば買いたいかとか、そういう生の声はこちらも大いに参考になる。ファンの人も自分の意見が実際に商品になるとなれば嬉しいだろうね。注目も集まると思う」
「はい。あーみゃさんのSNSのフォロワー数や動画の再生回数もどんどん伸びてますし、何よりオンラインショップでの展開が功を奏していると思います。実際のお店で販売するとテナント料や人件費なども膨らみますが、オンラインではその心配もないのでその分価格をグッと抑えることができます。あーみゃさんのファンはまだ学生の子も多いので、お小遣いやバイト代で買える手頃さを忘れず、かつ良い品質のものをこれからもご提供できればと思っています」

小森の意見に皆で同意し、今後も力を合わせて第二弾、第三弾も成功させようと気持ちを一つにした。
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