あえかなる君へ 心からの愛を
おめでたい話が続き、なんとあーみゃが赤井と結婚することが決まった。

「うっそー! すごい、あーみゃちゃんとハンプティが?」

グッズの打ち合わせで集まった会議室ではにかんだ笑みを浮かべる二人を、小森が驚きの声を上げつつ見比べる。

「でもなんか、お似合い! 既にお二人はいつも一緒って感じだったもんね。おめでとう、あーみゃちゃん」
「ありがとう」
「結婚の話もあーみゃちゃんから?」
「それだ違うんだー」

えっ! とこれには乙葉も柊も君島も、声を揃えて驚いた。

「じゃあ、赤井さんが?」

皆に注目され、赤井は「参ったな」と頭に手をやる。

「そこは九歳も年上だし、男としてビシッとしなきゃいけないと思って。だけど断られると思ってたから、OKもらえて僕の方が驚いてしまった」

そうなの、とあーみゃが拗ねたように唇をとがらせる。

「プロポーズしてくれて嬉しくて、涙ぐみながら『はい』って返事したら『ええー!?』って大声出して仰け反るのよ? もう、酷い」
「ごめん。だってまさかこの僕が君と結婚なんて……」
「まだそんなこと言う。私がどんなに好きって言っても信じられないの?」
「違うよ。だけど、そうだな。君をお嫁にもらうと決めたんだ。これからは誰よりも頼りになる男にならないとな。一生君を幸せにする」
「うん! ありがとう」

あーみゃが赤井に腕を伸ばして抱きつき、赤井もそんなあーみゃの頭を優しくなでる。

「ちょっとちょっとー、ここ会議室! 私たちギャラリーもいるんですけど?」

小森が遮って「あ、ごめーん」とあーみゃが笑う。

「まあ、いっか。とにかくおめでとう、あーみゃちゃん、赤井さん」

最後は皆で拍手でお祝いした。
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