あえかなる君へ 心からの愛を
「おおー、街はめちゃくちゃクリスマスだな」
クリスマスソングが流れるスーパーで、二人並んでカートを押す。
「ごめんな、クリスマスなのに誕生日を祝わせて」
「またそう言う。それ、もう禁句だからね? 私は誰よりも柊のお誕生日をお祝いしたいの。見て、ほら。クリスマス当日だから、生クリームとかケーキの材料が半額だよ? オードブルとかチキンもお得!」
「そうか、ありがとな乙葉」
「うん!」
二人で買い物を終えるとマンションに戻り、軽くパスタで昼食にすると乙葉は早速ティラミス作りに励む。
「柊、このコーヒーマシンでエスプレッソ淹れられる?」
「ああ、できるよ」
「ありがとう。それにコーヒーリキュールも混ぜて大人の味にするね」
「おお、楽しみだな」
フィンガービスケットをエスプレッソに軽く浸し、メレンゲを加えたマスカルポーネチーズと交互に重ねて広げ、最後にココアパウダーをふりかけた。
「できた! あとは冷蔵庫で冷やすだけだよ」
「乙葉、待って」
冷蔵庫に容器を入れようとすると柊に呼び止められる。
「ん? どうかした?」
振り返ると柊はチュッと乙葉の頬にキスをした。
「えっ、なに?」
「クリームついてた」
「ほんと? どこ?」
「だから、ここ」
そう言って今度は唇にチュッとキスをする。
「ちょ、本当に?」
「ああ。ここにも」
乙葉の両手がふさがっているのをいいことに、柊はやりたい放題だ。
反対の頬やおでこにもチュッとキスをくり返す。
「もう、絶対うそだ!」
「だって可愛いから仕方ない」
「柊!」
「怒った顔もまた可愛い」
「もう!」
だがいつしか柊が切なげな表情を浮かべ、乙葉も言葉を失くす。
ゆっくりと抱き寄せられ、乙葉はそっと目を閉じた。
唇が重なり、柊の想いが伝わってきて乙葉の胸を切なく締めつける。
「乙葉、ずっとそばにいて」
「うん……」
見つめ合ってからどちらからともなく顔を寄せてキスを交わした。
クリスマスソングが流れるスーパーで、二人並んでカートを押す。
「ごめんな、クリスマスなのに誕生日を祝わせて」
「またそう言う。それ、もう禁句だからね? 私は誰よりも柊のお誕生日をお祝いしたいの。見て、ほら。クリスマス当日だから、生クリームとかケーキの材料が半額だよ? オードブルとかチキンもお得!」
「そうか、ありがとな乙葉」
「うん!」
二人で買い物を終えるとマンションに戻り、軽くパスタで昼食にすると乙葉は早速ティラミス作りに励む。
「柊、このコーヒーマシンでエスプレッソ淹れられる?」
「ああ、できるよ」
「ありがとう。それにコーヒーリキュールも混ぜて大人の味にするね」
「おお、楽しみだな」
フィンガービスケットをエスプレッソに軽く浸し、メレンゲを加えたマスカルポーネチーズと交互に重ねて広げ、最後にココアパウダーをふりかけた。
「できた! あとは冷蔵庫で冷やすだけだよ」
「乙葉、待って」
冷蔵庫に容器を入れようとすると柊に呼び止められる。
「ん? どうかした?」
振り返ると柊はチュッと乙葉の頬にキスをした。
「えっ、なに?」
「クリームついてた」
「ほんと? どこ?」
「だから、ここ」
そう言って今度は唇にチュッとキスをする。
「ちょ、本当に?」
「ああ。ここにも」
乙葉の両手がふさがっているのをいいことに、柊はやりたい放題だ。
反対の頬やおでこにもチュッとキスをくり返す。
「もう、絶対うそだ!」
「だって可愛いから仕方ない」
「柊!」
「怒った顔もまた可愛い」
「もう!」
だがいつしか柊が切なげな表情を浮かべ、乙葉も言葉を失くす。
ゆっくりと抱き寄せられ、乙葉はそっと目を閉じた。
唇が重なり、柊の想いが伝わってきて乙葉の胸を切なく締めつける。
「乙葉、ずっとそばにいて」
「うん……」
見つめ合ってからどちらからともなく顔を寄せてキスを交わした。