妹に婚約者を奪われたので、冷酷公爵様のもとで自由に生きます~と思ったら、なぜか溺愛されています~
第二章

7.王宮舞踏会へのお誘い

 社交シーズンが始まり、今シーズン最初の王宮舞踏会が開催されることになった。

 クロスフォード侯爵家にも招待状が届き、私も参加する予定だ。

 ただ、ヴィクターとの婚約は解消したので、エスコートしてくれる人がいない。

 気軽に声をかけてくれる人もいないので、一人で行くことになるだろう。

「お嬢様、舞踏会のドレスはいかがなさいますか?」

 母とエイミーはすでに注文を終えている。私には声がかからなかったので、自分で注文をすることにした。

 アリンとドレスの見本帳を眺めながら、デザインを決めていく。

 以前は母やエイミーの好みそうなものを選んでいたが、今回は自分が着たいと思うものにしてみた。

「お色はいかがされますか? お嬢様ならどのようなお色も似合うと思いますが……」

「そうねえ」

 ふと、公爵閣下の青い瞳を思い出す。きれいな青空のような瞳だった。

「青系の色がいいわ」

 しかし、原色の青色は目立つので、淡い水色を選ぶことにした。

 その日の午後、私宛てに公爵閣下から手紙が届く。
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