妹に婚約者を奪われたので、冷酷公爵様のもとで自由に生きます~と思ったら、なぜか溺愛されています~
「まだ、お返事をしていませんから。エーデルシュタイン公爵閣下は私が自分の人生について考える時間をくださっています」
蚊の鳴くような声で父は「そうか」と呟く。
私は手元のグラスを手に取り、くるくると回す。
結婚するかどうかはまだ分からない。
仮に私が結婚を承諾すれば、正式に父へ結婚の打診がいくはずだ。
「私はエーデルシュタイン公爵閣下のお誘いをうれしく思っております。だから、王宮舞踏会へ出席します」
はっきりとそう告げると、父は難しい顔をして考え込み、ゆっくりと頷いた。
「……分かった。お前がそう決めたのであれば、今回は好きにしなさい」
「ありがとうございます、お父様」
微笑む私をエイミーはまだ納得できない様子で見つめていた。視線を感じたが、気づかないふりをする。
もう妹に振り回されない。
私は自分の人生を自分で選んでいくのだから。
王宮舞踏会で公爵閣下にお会いできることを思うと、自然と頬が緩んだ。
蚊の鳴くような声で父は「そうか」と呟く。
私は手元のグラスを手に取り、くるくると回す。
結婚するかどうかはまだ分からない。
仮に私が結婚を承諾すれば、正式に父へ結婚の打診がいくはずだ。
「私はエーデルシュタイン公爵閣下のお誘いをうれしく思っております。だから、王宮舞踏会へ出席します」
はっきりとそう告げると、父は難しい顔をして考え込み、ゆっくりと頷いた。
「……分かった。お前がそう決めたのであれば、今回は好きにしなさい」
「ありがとうございます、お父様」
微笑む私をエイミーはまだ納得できない様子で見つめていた。視線を感じたが、気づかないふりをする。
もう妹に振り回されない。
私は自分の人生を自分で選んでいくのだから。
王宮舞踏会で公爵閣下にお会いできることを思うと、自然と頬が緩んだ。