妹に婚約者を奪われたので、冷酷公爵様のもとで自由に生きます~と思ったら、なぜか溺愛されています~
8.王宮舞踏会にて
王宮舞踏会当日、私は鏡の前に立ち、アリンに整えてもらったドレス姿を確かめていた。
淡い水色のドレスの胸元には銀糸で繊細な刺繍が施され、裾には小さな真珠が縫い込まれている。
金色の髪はハーフアップにして真珠の髪飾りを挿した。そして首元を決して大振りでないが、サファイヤのネックレスで飾る。そのサファイヤは、まるでエーデルシュタイン公爵閣下の青い瞳のように輝いていた。
「とてもおきれいです、お嬢様」
「ありがとう」
自分で着たいと思うドレスを選んだが、我ながら満更でもないと思う。
鏡の中の自分に微笑みかけていると、扉の向こうから来客を告げる侍女の声が響いた。
「失礼いたします、お嬢様。エーデルシュタイン公爵閣下がいらっしゃいました」
胸が高鳴る。ついに待ちかねていた時間がやってきたのだ。
私は深呼吸をして玄関ホールへと向かった。
玄関ホールには、黒の礼服に身を包んだ公爵閣下が立っている。
黒髪は後ろに撫でつけられており、整っていた。端正な顔立ちがいっそう際立っている。
普段はどこか近寄りがたい雰囲気のある方だが、私の姿を見つけるとわずかに表情を和らげた。
「お待たせいたしました、公爵閣下」
「いや。今来たところだ」
公爵閣下は私の姿をじっと見つめると、ほんの少し目を細めた。
淡い水色のドレスの胸元には銀糸で繊細な刺繍が施され、裾には小さな真珠が縫い込まれている。
金色の髪はハーフアップにして真珠の髪飾りを挿した。そして首元を決して大振りでないが、サファイヤのネックレスで飾る。そのサファイヤは、まるでエーデルシュタイン公爵閣下の青い瞳のように輝いていた。
「とてもおきれいです、お嬢様」
「ありがとう」
自分で着たいと思うドレスを選んだが、我ながら満更でもないと思う。
鏡の中の自分に微笑みかけていると、扉の向こうから来客を告げる侍女の声が響いた。
「失礼いたします、お嬢様。エーデルシュタイン公爵閣下がいらっしゃいました」
胸が高鳴る。ついに待ちかねていた時間がやってきたのだ。
私は深呼吸をして玄関ホールへと向かった。
玄関ホールには、黒の礼服に身を包んだ公爵閣下が立っている。
黒髪は後ろに撫でつけられており、整っていた。端正な顔立ちがいっそう際立っている。
普段はどこか近寄りがたい雰囲気のある方だが、私の姿を見つけるとわずかに表情を和らげた。
「お待たせいたしました、公爵閣下」
「いや。今来たところだ」
公爵閣下は私の姿をじっと見つめると、ほんの少し目を細めた。