妹に婚約者を奪われたので、冷酷公爵様のもとで自由に生きます~と思ったら、なぜか溺愛されています~
10.エーデルシュタイン公爵家からの使者
王宮舞踏会の翌朝、私はいつもより早く目を覚ました。
窓から差し込む朝日を眺めながら、昨夜の出来事を思い返す。
アルベール様から二度目の求婚をされ、私はそれを受け入れた。
そして――。
「……アルベール様の胸温かかったな」
口にした途端、頬が熱くなって私は布団の中に潜り込む。
まさか自分がこんなふうに誰かを意識する日が来るとは思わなかった。
ヴィクターとの婚約が決まった時、私は彼に相応しい婚約者になろうと努力した。彼の仕事を手伝い、社交の場ではフォローし、彼が困らないように気を配った。
だが、アルベール様の場合は違う。
私は彼に気に入られるために自分を変えたいわけではない。
ただ、もっと彼を知りたい。彼の隣で自分の好きなことを見つけながら、生きていきたいのだ。
そう思えることが何よりうれしかった。
「お嬢様、お目覚めですか?」
ノックの後、アリンが部屋に入ってきた。
「ええ。おはよう、アリン」
「おはようございます。昨夜は王宮舞踏会お疲れさまでございました。それでお嬢様」
「なあに?」
「何か良いことがございましたか?」
アリンはにこにこと微笑んでいる。
窓から差し込む朝日を眺めながら、昨夜の出来事を思い返す。
アルベール様から二度目の求婚をされ、私はそれを受け入れた。
そして――。
「……アルベール様の胸温かかったな」
口にした途端、頬が熱くなって私は布団の中に潜り込む。
まさか自分がこんなふうに誰かを意識する日が来るとは思わなかった。
ヴィクターとの婚約が決まった時、私は彼に相応しい婚約者になろうと努力した。彼の仕事を手伝い、社交の場ではフォローし、彼が困らないように気を配った。
だが、アルベール様の場合は違う。
私は彼に気に入られるために自分を変えたいわけではない。
ただ、もっと彼を知りたい。彼の隣で自分の好きなことを見つけながら、生きていきたいのだ。
そう思えることが何よりうれしかった。
「お嬢様、お目覚めですか?」
ノックの後、アリンが部屋に入ってきた。
「ええ。おはよう、アリン」
「おはようございます。昨夜は王宮舞踏会お疲れさまでございました。それでお嬢様」
「なあに?」
「何か良いことがございましたか?」
アリンはにこにこと微笑んでいる。