妹に婚約者を奪われたので、冷酷公爵様のもとで自由に生きます~と思ったら、なぜか溺愛されています~
エーデルシュタイン公爵家を訪れるのは初めてだ。今回は王都にあるタウンハウスへ伺うのだが、いずれは北部にある領地へも訪れてみたい。
両親と一緒ではあるが、またアルベール様に会えると思うと、胸がワクワクする。
「……楽しみにしているようだな」
父に尋ねられ、私は頬を染める。
「はい。とても」
だから、正直に答えた。
◇◇◇
エーデルシュタイン公爵家へ訪問する日がやってきた。
馬車に揺られながら、私は窓の外を流れる景色を眺めている。
「アリシア、緊張しているの?」
向かいに座る母に尋ねられる。
「少しだけ緊張しています。でも、それ以上にアルベール様にお会いできるのが楽しみなのです」
「そう」
他にも何か言いたげに私を見ていた母だったが、結局、それ以上は何も尋ねなかった。
馬車がゆっくりと速度を落としたので、窓から外を覗くと重厚な門とその向こうに広がる庭園が目に入る。
庭園には季節の花々が咲き、木も手入れが行き届いており、とても美しい。
奥には白亜の外壁と深い青色の屋根を持つ壮麗な屋敷がそびえていた。
「まあ……立派なお屋敷だこと」
母が感嘆の声を漏らす。
クロスフォード侯爵家のタウンハウスも決して規模が小さいわけではないが、この屋敷ほどではない。
両親と一緒ではあるが、またアルベール様に会えると思うと、胸がワクワクする。
「……楽しみにしているようだな」
父に尋ねられ、私は頬を染める。
「はい。とても」
だから、正直に答えた。
◇◇◇
エーデルシュタイン公爵家へ訪問する日がやってきた。
馬車に揺られながら、私は窓の外を流れる景色を眺めている。
「アリシア、緊張しているの?」
向かいに座る母に尋ねられる。
「少しだけ緊張しています。でも、それ以上にアルベール様にお会いできるのが楽しみなのです」
「そう」
他にも何か言いたげに私を見ていた母だったが、結局、それ以上は何も尋ねなかった。
馬車がゆっくりと速度を落としたので、窓から外を覗くと重厚な門とその向こうに広がる庭園が目に入る。
庭園には季節の花々が咲き、木も手入れが行き届いており、とても美しい。
奥には白亜の外壁と深い青色の屋根を持つ壮麗な屋敷がそびえていた。
「まあ……立派なお屋敷だこと」
母が感嘆の声を漏らす。
クロスフォード侯爵家のタウンハウスも決して規模が小さいわけではないが、この屋敷ほどではない。