妹に婚約者を奪われたので、冷酷公爵様のもとで自由に生きます~と思ったら、なぜか溺愛されています~
「本日は両家にとって大切な話し合いになると思っております。どうぞよろしくお願いいたします、エーデルシュタイン公爵家」
「こちらこそ」
アルベール様は父にそう答えると、再び私を見た。
「アリシア、君にもいろいろと見てもらいたい場所がある。話し合いが終わったら、屋敷を案内したい。よいだろうか?」
「まあ! ぜひ、お願いいたします」
私が返事をすると、彼は満足そうに頷いた。
ほんの短い会話だったが、心が弾む。
これから、この方との結婚について話し合うのだ。そう考えると、胸の鼓動が高鳴った。
◇◇◇
話し合いの場所は落ち着いた雰囲気の部屋だった。
調度品の一つ一つに品格が感じられる。大きな窓からは庭園が見渡せた。
全員が席に着いたのを確認してから、使用人がお茶の用意をしてくれる。とても良い香りだ。おそらくは良質の茶葉を使っているのだろう。
「本日は私とアリシア嬢との結婚について、具体的に話を進めたいと考えております」
先に話を切り出したアルベール様の言葉に、父が真剣な表情で頷く。
「まずは正式な婚約を結ぶことだが――」
アルベール様の話の進め方が上手いのか、とんとん拍子に話が進んでいく。
通常であれば、父たちが条件を決めていくものなのだが、アルベール様は私の希望も取り入れてくれた。
私の意見も聞きつつ、段取りを進めてくれたアルベール様には感謝しかない。
話し合いの結果、婚約は日を選んで近々結ぶことになり、結婚式は一年後に行うことになった。
「こちらこそ」
アルベール様は父にそう答えると、再び私を見た。
「アリシア、君にもいろいろと見てもらいたい場所がある。話し合いが終わったら、屋敷を案内したい。よいだろうか?」
「まあ! ぜひ、お願いいたします」
私が返事をすると、彼は満足そうに頷いた。
ほんの短い会話だったが、心が弾む。
これから、この方との結婚について話し合うのだ。そう考えると、胸の鼓動が高鳴った。
◇◇◇
話し合いの場所は落ち着いた雰囲気の部屋だった。
調度品の一つ一つに品格が感じられる。大きな窓からは庭園が見渡せた。
全員が席に着いたのを確認してから、使用人がお茶の用意をしてくれる。とても良い香りだ。おそらくは良質の茶葉を使っているのだろう。
「本日は私とアリシア嬢との結婚について、具体的に話を進めたいと考えております」
先に話を切り出したアルベール様の言葉に、父が真剣な表情で頷く。
「まずは正式な婚約を結ぶことだが――」
アルベール様の話の進め方が上手いのか、とんとん拍子に話が進んでいく。
通常であれば、父たちが条件を決めていくものなのだが、アルベール様は私の希望も取り入れてくれた。
私の意見も聞きつつ、段取りを進めてくれたアルベール様には感謝しかない。
話し合いの結果、婚約は日を選んで近々結ぶことになり、結婚式は一年後に行うことになった。