15歳、純愛。
7 未来へ
あれから私は無事に高校も合格して、中学を卒業した。
少しずつだけど太陽のおかげで、元気を取り戻してはいるのだけど。
心の底から笑うことなんて、いまだにできていない。
太陽のまえでは必死に笑顔を取り繕って。
…心配かけたくなかったの。
「お母さん、太陽と写真撮って~」
「はい、撮るよー」
今日は高校の入学式。
私と太陽は高校の正門前に並んだ。
「入学式ってさ、長いのかな~」
「すぐ終わるだろ、なんで?」
「いや、お腹すいたなーって」
「…腹減るのはやすぎだろ」
なんていつも通りのなにげない会話をしながらも思うんだ。
…本当だったら、光ちゃんも一緒に写真撮ってくれていたのかなとか。
思い浮かぶのは、光ちゃんがいたら、もしここにいたらって…
考えてしまうばかりで。