15歳、純愛。
「太陽、数学教えて~」
「おう」
放課後、いつものように太陽の部屋で数学の勉強中。
割と成績も良くなって、希望する教育学部の大学の内申点は余裕のラインまで達していた。
「その感じなら、余裕で受かるだろ」
「だめ、油断は禁物なの!」
だって光ちゃんと約束したの。
私が夢を叶えるんだって…
「…そういえばさ、今日田中に呼び出されてなかった?」
「あぁ…告られた。知ってたの?」
「んまぁ、なんとなく」
いきなり太陽がそんなこと言うもんだから
ちょっとびっくりしたけど。
「で、なんて返事したんだよ」
「断ったけど、なんで?」
「…いや、べつに」
そんなに気になる?私の恋愛事情。
それに田中くんのことなんて、全然好きじゃなければ、そんなに喋ったこともないし。