15歳、純愛。


「お前さ意外と影でモテてるから、気をつけろよ」

「…えぇ!?そうなの!?気を付けるってなにを」

「…その、あれだよ…ちゃんと見極めろってことだよ」

何言ってんだ、こいつ。


太陽の言っている意味は、よくわからなかったけど。


そんなにすぐには、光ちゃん以外のだれかを好きにはなれないよ…。



そんなの太陽が一番わかってると思うけど。



「そういやさ、夏の引退試合見に来いよ」

「ん、行くいく~!最初から行く気だったよ!」

「おぉ、そりゃどうも」



太陽は今年の夏に野球の引退試合を控えてて。

部活に全力をそそいだ3年間だったんだ。



「勝ったらなんでもしてあげるよ!」

「…へぇ、なんでもね。」

「あ、料理以外でお願いね?」

「こっちから頼まないから、大丈夫」


そうやってまた私のことばかにしてさ。


…ケーキでも買ってきてあげようかな。



< 115 / 133 >

この作品をシェア

pagetop