15歳、純愛。
帰り道。
あの後の試合は負けてしまって引退となってしまったけど。
活躍していた太陽を見ることが出来て、なんだか自分のことのように嬉しかった。
「お疲れー!すごかったじゃん、さっすが」
「…まぁな」
お母さんたちは先に帰ってるみたいで
私は太陽と2人で河川敷を歩いた。
「大学でも野球やるんでしょ?すごいよねぇ、太陽は」
「雪乃だって、苦手な数学頑張ってるだろ。試験もきっと受かると思うし」
「へへ…ありがと~」
生暖かい風が吹いた中、太陽がいきなり立ち止まった。
「どしたの?」
振り返ると、太陽はものすごく真剣な顔をしていて。
「俺と付き合って欲しい」
「付き合うって、家まで一緒に帰ろうってこと?」
「違う。真剣な話な。」
明らかに表情も、声のトーンもいつもの太陽とは違った。