15歳、純愛。


でももし、もし明日になって


太陽があの子と付き合い始めたとしたら


私は素直に喜べるのだろうか。


「おーい、大丈夫か雪乃」

ぼーっとしている私に、手をブンブン振ってきた。


「…あ、うん。じゃあ帰るね、勉強あるし」

「家まで送るよ」

「いいよ、すぐそこだし!じゃ、じゃあねー!!」



私は逃げるように家まで早歩きをして。


少ししてから後ろを振り向くと、小さく見える太陽の姿。


太陽が手を振ってくれたから、私も振り返した。


< 122 / 133 >

この作品をシェア

pagetop