15歳、純愛。
でももし、もし明日になって
太陽があの子と付き合い始めたとしたら
私は素直に喜べるのだろうか。
「おーい、大丈夫か雪乃」
ぼーっとしている私に、手をブンブン振ってきた。
「…あ、うん。じゃあ帰るね、勉強あるし」
「家まで送るよ」
「いいよ、すぐそこだし!じゃ、じゃあねー!!」
私は逃げるように家まで早歩きをして。
少ししてから後ろを振り向くと、小さく見える太陽の姿。
太陽が手を振ってくれたから、私も振り返した。