15歳、純愛。

「ほら、早く座って。」

光ちゃんが言った。

状況が理解できないままぼーっと突っ立ってる私は、ゆっくりと椅子を引いて座った。


「雪乃、誕生日おめでとう。」


この間の誕生会の時と、まったく同じ光景。

目の前にはホールケーキに、ろうそくが15本刺さっていて。

光ちゃんがにっこり微笑みながらお祝いしてくれている。

“雪乃誕生日おめでとう”ってチョコのプレートも飾られていた。


「どした?ほら、ろうそく消して。」

驚いて固まってしまった私のことを、不思議そうにみつめている光ちゃん。

……なにこれ、どういうこと?夢?夢見てるのかな、わたし。

何回か顔をつねってみたりしたけど。

ちゃんと痛い。


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