15歳、純愛。
「……今日って何日?」
「…何日って、雪乃の誕生日だけど。どした?具合悪いの?」
ろうそくを消すこともできずにいた私は、わけがわからなかった。
誕生日ってことは、光ちゃんがいなくなる3日前ってこと…?
心配そうに伺った光ちゃんは、私のおでこを触った。
「熱はないなぁ。」
いつもの光ちゃんのあったかい手。
大きくて白くて優しい手のひらの体温。
幽霊じゃないよ、生きてる……
急いでスマホをタップしてみたけれど
「12月25日……」
やっぱり私の誕生日だ。
これってもしかして、過去にタイムリープしてるってこと?
そんなことある?ドラマでしかみたことがないよ。
ひとりで首を傾げながら考え事をしていると、太陽の視線を感じた。
「大丈夫か?雪乃、なんか今日変だぞ。」
「…あ、うん、大丈夫」
平然を装うように、やっとケーキのろうそくを消した。
2人とも、もぐもぐとケーキを食べているけれど。
私はあんまり食欲がわかなくて、ケーキが喉を通らなかった。
こんなゆっくりケーキ食べてる場合じゃないんだ。
もし本当にタイムリープしてることになるなら
―――私が光ちゃんの未来を変えるんだ。