15歳、純愛。
まず考えたのは、今日から3日後の予定を変えなければならない。
いや、そもそも今日からの3日間すべての光ちゃんの行動を把握して、なるべくは家にいてほしい。
そう思った。
「雪乃、ケーキたべないの?やっぱどっか具合悪いんじゃ…」
フォークを持ったままの私を見た光ちゃんが言った。
私は慌ててケーキを頬張る様に口に運んで。
いつも通り、いつも通りにしなきゃ。
「そんなことないよ!ちょっとぼーっとしちゃっただけ。ん、美味しい~!!」
空元気でなんとか乗り切った私は、いつも通りに振る舞うことを決めた。
光ちゃんに変な心配はかけたくないんだ。
とにかく今夜は家に帰らないで、この家に泊まらせてもらおう。
もうそれしか思いつかなかったんだ。
「今日ここに泊まるね、私。」
「いいけど、明日親戚の家に泊まるとか言ってなかった?」
そ、そうだ……。
明日は朝から親戚の家に泊まって、その次の日に私はこの家に来たんだった。
今日から3日後の光ちゃんがいなくなってしまう日。
とにかくあとでお母さんに連絡して、なんとしてでもこの家に残らないといけない。
「あ、えっとね…私はお留守番することになってたから、いいの!光ちゃんと一緒にいたいから。」
私がこの家に泊まる事なんて珍しくもないんだ。
だってしょっちゅう泊まりにきてるし。
でも今日だけは、ちょっと不審に思われてしまったかな…