15歳、純愛。
「3人で撮りたい!」
私の一言で内カメラにしたスマホの枠内に、2人が写りこんでくれて。
また思い出が増えたんだ。
撮った瞬間に私はその写真を、スマホのロック画面に設定した。
「スマホ見ながら歩くなよ、ほら行くぞ。」
「へへ、だって嬉しいんだもん。」
太陽にそう言われた私は、一旦スマホをポケットにしまって。
隣で歩く光ちゃんを見つめていたら、微笑みを隠せなかったんだ。
「楽しそうでよかったよ」
私のにやにやに気が付いた光ちゃん。
私はね、生きていてくれてよかったよって言いたいところをぐっと抑えて。
「生きていることに感謝しなきゃね。」
抑えたつもりだったけど、いきなりの発言に光ちゃんは驚いていて。
「どしたの急に」
「ううん、なんでもないよ…!」
なんて会話をしながら、トンネルの中を歩き続けた。