15歳、純愛。
光ちゃんの発言に私は少し戸惑った。
こっちを見てそう言った光ちゃんは、窓の外をみるのを一旦やめて再び静かに座りだした。
「楽しそうだけど、たまに元気ないから今日の雪乃。」
「…そうかな」
どんなに頑張って隠し通そうとしても、やっぱりばれてしまうみたい。
すると光ちゃんは心配そうに私を見つめて。
「なにかあったの?話してごらん。」
そんなことを言うもんだから。
私はうるっとした涙腺を、思いっきり閉めた。
今泣いてしまったら、光ちゃんを困らせてしまう。
それに本当のことなんて言えるわけがないんだ。
言い訳を脳内でぐるぐると考えていても、嘘が苦手な私はまったく思いつかなくて。
下を俯くしかなかった。
「……雪乃?」
ふいに呼ばれた名前に反応して、光ちゃんの顔を見た。
光ちゃんはなんだか寂しそうに、心配そうに眉毛を下げながら私のことを見つめていて。
私は泣きそうになった。