15歳、純愛。

「あのね、光ちゃん…」

「ん?」


私は光ちゃんの腕の中で顔を埋めながら、話始めた。

「ずっと、ずっと一緒にいてね。私のそばから離れないで…お願いだから…」

私が言うと、少しだけ間が空いた。



その間光ちゃんは、私の頭をよしよしってなでてくれて。

「うん、ずっとそばにいるし離れたりもしないよ。本当にどしたの?」

「絶対だよ?約束破ったら……光ちゃんの部屋にあるお菓子全部勝手に食べちゃうからね…」

「なに、お菓子が欲しかったの?そんなのいくらでも買ってあげるのに。やっぱりまだまだ子供なんだね、雪乃は。」

「…もう子供じゃないもん」


本当はずっと、ずーっと光ちゃんの腕の中にいたかった。

それでもあっという間に時は過ぎて、観覧車もいつの間にか一周していた。


少しずつ光ちゃんの体から離れた私は、観覧車を降りた。


< 52 / 133 >

この作品をシェア

pagetop