15歳、純愛。
「おまたせ!」
「じゃあ帰ろうか。」
さっき作った笑顔を思い出しながら、私は必死に平然を装って。
光ちゃんの隣を歩いた。
すると太陽が私に近づいてきて。
「……いてっ!ちょっとなにすんの!?」
「元気出せよ、ばーか。」
とか言って私のおでこにデコピンしてきたんだよ。
心配してくれるのは嬉しいけどさ、なんかもっと他に方法ないわけ?
「嫁入り前に傷でも残ったら、どうしてくれるの?」
「そんな強くやってねぇだろ、それにお前のこともらってくれるやつがいればの話な。」
「何言ってんの?あんたにそのままその言葉返してあげますよーだ。」
私より、あんたの方が心配だわ。
将来どうなることやら。
「せっかく楽しかったんだから、喧嘩しないの。」
そうだよ、光ちゃんが言うように楽しかったんだからさ。
最後くらい素直に楽しかったねとか言えばいいのに、まったくもう。
…まぁ、でも。
「心配してくれてありがとね、太陽」
「…ん」
小声でお礼だけ言っておいたんだ。
太陽も私の中で大事な家族みたいなものだから。