15歳、純愛。
「今日は甘えん坊だねぇ、雪乃が良い夢見れますように。」
「ん……いいでしょたまには。可愛い妹なんだから……」
私がそう言うとより一層、強く抱きしめてくれた。
可愛い妹なんだ。そう、ただの妹…
頭ではわかっていても、本当は”そんなことないよ”っていつか言ってくれるんじゃないかって。
勝手に期待してるのは、私だけなんだけどね。
でも今はそんな欲張りな事言ったら、きっと神様に見放されてしまう気がしたの。
ゆっくりと光ちゃんは体を離し、私の頭の上に手を置いた。
「おやすみ」
それだけ言って、髪をクシャクシャってなでてくれて。
口角を上げた光ちゃんの口元のほくろが、やけに私をときめかせた。
「……おやすみなさい」