15歳、純愛。
「トーストでいい?」
太陽の声がキッチンから聞こえた。
私はひょこっとリビングに顔を出して。
「うん!ありがと~。あ、私も作ろっかな!」
「作るって…トースターに入れるだけだろ…」
「えぇ、ハムエッグとかも食べたい~」
「…わーったよ、はい卵割って。」
2人でキッチンに立つなんて珍しくて。
なんかそれはそれで楽しかったりもした。
慣れない手つきで、卵を割ってみたのだけれど…
「おまっ!殻入れてんじゃねぇか…もういい座ってろ」
「…えへへ、後は任せた…!」
やっぱり料理は向いてないんだな、私。
なんだかじっとしていられない私は、太陽の横で華麗な料理裁きを見届けていて。
「……なんだよ、座ってテレビでも見とけば?」
「すごいな~と思って。感心、感心!」
「ただ焼いてるだけだろ…」
とか言って太陽は、本当にお母さんみたいだね。