15歳、純愛。
リビングのソファにだらんと腰掛けて思ったのだけれど…
「ねぇ太陽、駅から研究所ってどこにあるの?」
「今調べてるところ」
おお、さすが太陽。
頭の回転が早いし、さっそくスマホで調べてくれていた。
「ここじゃね?……ってすげぇ駅から遠くね!?」
横に座る太陽のスマホを覗くと
駅からかなりの距離にある研究所を見つけた。
「徒歩だと30分、バスで15分だな」
「…じゃあ、光ちゃんと同じバスに乗ろうよ!」
「ばか。それじゃばれるだろ、1本遅らせるぞ」
「あ…そっか!」
そうだ忘れていたけど、ばれたらいけないんだった。
まぁばれたらばれたで、研究所とやらに入れてもらえばいいよね。
「そろそろ出ようかな、2人とも一緒に駅まで行くんでしょ?」
光ちゃんがリビングに降りて、ダッフルコートに袖を通した。
「行くー!!」
さっき着替えたニットのワンピースに、コートを羽織って準備は万端。
今日も光ちゃんの安全と健康を、お守りしなければいけない。