15歳、純愛。
♪次は○○研究所~
バスのアナウンスが流れ、“次だね”って小声で言いながら降りる準備をした。
先に光ちゃんが降りてから、サッと立ち上がって私達もバスを降りて。
数メートル先をのんびりと歩く、光ちゃんの背中を尾行開始。
バス停から歩いて5分もしないうちに、研究所とやらに到着して。
「わぁ、大きいね」
「だな」
研究所って言うもんだから、割と小さめの建物かな?って想像していたけど。
普通に大きい敷地に、びっくりしたよ。
「とりあえず光ちゃん無事に着いてよかった…!」
正門をくぐり抜ける光ちゃんの背中に、ホッとして太陽と来た道を戻ろうと後ろをふり返った瞬間。
「なんで着いて来たの。太陽まで。」
後ろから聞こえた、光ちゃんの声……
私は体がぎくっ!っと反応して、後ろをふり返った。
すると正門をくぐり抜けたはずの光ちゃんが、戻って来てて。
「こ、光ちゃん…気づいてたの…?」
「雪乃の声が聞こえる気がして、ちらっと後ろ見たらバス停に並んでたから。で、なんで?」
「ほらな、お前の声がでけぇからだぞ…」
ははははは…
太陽が言うようにそんなに声、大きかったかな…
光ちゃんに理由を聞かれても、もう嘘は思いつかなくて。