15歳、純愛。

「俺はゼミの課題があるから、今日は難しいかな」

「そっかぁ…光ちゃん忙しいもんね。」

「太陽とやったら?」

「光ちゃんとやりたかったのー」


きっと光ちゃんだって、わかってるくせに。

こうやってわざと“太陽とやれば”なんて言うんだ。


「じゃあ明日バイトまでなら時間あるし、明日やろっか。」

「ほんと?約束ね!絶対だよ!!」

「はいはい、わかってるよ」


光ちゃんはいつも通りに、ふふっと笑いながらそう言って。

夕飯を食べ終えたあと、順番にお風呂に入った。

私はリビングのソファでぼーっとしていたら。


「眠いならもう寝たら?」

お風呂上がりの光ちゃんが言った。

濡れた栗色の髪に、ゆるいスウェットの首元からちらっと見える鎖骨に

ドキッとしてしまって…

「光ちゃん、ドライヤーしてあげる~!」

「え、いいよー自分でやるから」

「いいの、今日はサービス!」


< 84 / 133 >

この作品をシェア

pagetop