15歳、純愛。
「そう、かな…?私ももう高校生になるし…普通だよ」
「ははっ、そっかそっか。」
赤くなっているであろう顔を必死に見られないように、俯きながらドライヤーをして。
「はい、いい感じ~!」
あっという間に髪も乾いた。
私なんて、髪の毛乾かすのに20分はかかるよ。
「ありがとうございます、いくらですか?」
「うーん、婿に来てくれるなら無料にしてあげよう!」
「それだと俺の苗字、冬下になるけど」
「…あ!それは嫌。わたし空井雪乃になるのが夢だから!」
光ちゃんが椅子をリビングに運んでくれて。
こんな会話さえも、幸せでたまらない。
「今日も、太陽の部屋で寝るの?」
「…今日は光ちゃんの部屋がいい」
「じゃあ布団持っておいで」
私は頷きながら、階段を上って。
「太陽おやすみ~」
「おう」
一言だけ言いながら、太陽の部屋のドアを閉めた。