15歳、純愛。

「ふふっ、わかってるよ。俺が約束破ったことなんて今までにないでしょ?」

「…うん」

ないよ、ないけど……


「そんなに心配しなくても大丈夫だから。もう電気消すよ。」

「はぁい…おやすみなさい」

「おやすみ」


その後カチッと部屋の電気が消えて。

真っ暗になった部屋でも、光ちゃんのいる方向を向いてひたすらに願った。

心配しないでって言っても、心配は消えてくれない。



中々眠れずに、布団の中でもぞもぞと動いていると。

「…雪乃、眠れないの?」

「うん…」



返事をすると、布団の中に光ちゃんの手が入り込んで。

「繋いでよっか。」

「……ありがとう」


ベッドから手を伸ばした光ちゃんの大きい手のひら。

大きいけど、細長い指。

…安心する。

光ちゃん…好きだよ、大好きだよ。

私はそのまま手を握りしめたまま、目をつぶった。

< 88 / 133 >

この作品をシェア

pagetop